GAPは近年農業分野で注目されている、農業をより良くするための基準です。

※GAPについてはこちらを参照してください

このGAPですが、いくつも種類があることはご存知でしょうか。日本だけでもいくつかのGAPが存在しています。

そこで、それぞれのGAPについて特徴や違いを紹介していきます。

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GLOBALGAPとは


(写真イメージ:http://www.globalgap.org/uk_en/)

GAPの起源はヨーロッパにあります。第二次世界大戦以降、ヨーロッパでは、農薬や化学肥料の多用により農産物やその周辺の環境に悪影響を及ぼし始めました。これにより、ヨーロッパでは食品の安全や環境の保護の観点から「農業をより良くしていく」という考え方が広がり始めました。

そして、2000年に欧州小売業組合がEurepGAPを策定しました。EurepGAPでは、食品安全・環境保全・労働安全・動物福祉の4本柱で構成されていました。これが2007年に現在のGLOBALGAPという名称に変更され、GAPの世界基準となりました。現在は100カ国を超える国で採用されており、世界で最も普及しているGAPです。

GLOBALGAPは、青果物・穀物・花き・茶・コーヒー・家畜・観賞用植物・水産養殖を対象としています。これらのものをヨーロッパへ輸出する際には、原則認証を取得する必要が出てきます。

また、ヨーロッパ以外でも、輸入を受け入れる条件としてGLOBALGAPの認証を受けていることを条件とする国も増えてきており、世界的に認知が高まりつつあると言えます。

JGAPとは


(写真イメージ:http://jgap.jp/index.html)

JGAPは、NPO法人日本GAP協会が設立されてから、認証が始まりました。現時点では、2000近くの農場でJGAPが取得されており、日本国内において最も主要なGAPとされています。

JGAPの対象は青果物・穀物・茶です。これらの農産物には、認証を取得すればJGAPの認証マークを付けることができます。(商品名より認証マークを小さくするという規制あり)

また、日本に存在する他のGAPは食品安全という観点を重視しています。一方で、JGAPはGLOBALGAPと同等性があると認められており、JGAP認証を取得することができればGLOBALGAP認証も取得できると言われています。

JGAPは、日本だけでなくタイや韓国、台湾などで取得されています。特に日本GAP協会は、台湾などにオフィスを作りアジアでのさらなる普及を目指しています。

その他の日本式GAP

GLOBALGAPやJGAPの他にも、日本にはいくつかのGAPが存在します。

例えば、
・基礎GAP(農林水産省)
・都道府県版GAP
・生協版GAP
・イオンのGAP
・JAグループのGAP
などが挙げられます。

これらは、主にGAPの考え方、導入効果、導入手順などを示し、食品の安全性を高めることが狙いです。中には、第三者認証ではなく、本来のGAPとはかけ離れたものとなっているものもあるようです。

もともと「GAP」という言葉が「農業生産工程管理」を意味するに留まっているため、このように多く存在するのは仕方ないことのようにも思えます。

まとめ

「GLOBALGAP」「JGAP」、そしてその他のGAPの違いについては以上となります。

これからも、おそらく多くのGAPが登場し、国や地域、そして組織によってGAPの認識が変わっていくことがあるかもしれません。しかし、世界基準はGLOBALGAPであることは覚えておくようにしてください。

農業のさらなる発展のためにも、GAPが世界中で認知されることを期待しています。

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